【コラム】残り溝から考える交換時期

タイヤの交換時期を見極めるポイントは経過年数やひび割れ、また残り溝やピンチカットなど
様々な要素があります。
今回はタイヤの残溝から診る交換時期について考えてみたいと思います。

〇保安基準適合可否
タイヤの溝の深さは、「道路運送車両の保安基準」により1.6mm以上と定められています。
残り溝1.6mmを示す目安が、スリップサインの露出です。1箇所でもスリップサインが出たタイヤは、装着・走行してはいけないと法律で定められています。

出典:ブリヂストンタイヤHP

〇タイヤの残り溝と雨の日の制動距離の関係
タイヤの溝は路面とタイヤの間にある水分を掃き出す役割を担っています。
溝が少なくなる程水を掃き出しきれずに「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなります。
タイヤの残り溝と湿潤路面での制動距離の相関関係を示す図がこちら

出典:ブリヂストンタイヤHP

このように、 タイヤの残り溝4mmを起点に制動距離が伸びていることが分かります。

〇使用限度まであとどれくらい走れるのか。

出典:huzitasekiyusyouzi.com/carcare#ttl-navi02

現段階でのタイヤ残り溝と使用限度までの残り日数を現した表です。
タイヤの耐摩耗性や路面状況によって変動致しますが、おおよその目安はこのような表になります。

例えば月1000km走行されるお客様が現在残り溝3mmのタイヤを装着している場合、
約半年後には保安基準適合の1.6mm以下のタイヤで走行する事になります。

車検や定期点検以外にメンテンナンスをしない方は早めに交換をして頂く事がオススメです。

〇実際にどれくらいの残り溝で交換していることが多いか
上記のように残り溝と安全性の関係、また残り溝とその後走れる期間の関係を紹介いたしましたが、実際に皆様がどれくらいの残り溝でタイヤを交換しているかが気になるところかと思われます。

ブリヂストンタイヤHPより

少々古いですが、ブリヂストンタイヤが自社で交換後の廃タイヤの残り溝を調べたデーターがこちらです。
残り溝が3~4mmの状態で交換される方が多いようです。

様々な観点から残り溝と交換時期の関係を検証いたしました。
保安基準適合可否はもちろんのこと、
安全に走行して頂く為には、残り溝3mm~4mmで交換が推奨されます。
またお客様の点検頻度や走行距離によっては4mm以上時点でも十分考慮が必要です。

以上、タイヤの残り溝から残り溝から考える交換時期となります。
ご参考にしていただけますと幸甚です。